明日への創造は、故(ふる)きを温(たず)ねることに出発します。価値のあるものは守り育て、それを後世に継承するとおもい地域の活性化に向けて活用することが大切です。
庄原自治振興区は、そのような思い出、薄れつつ圧地域の歴史文化を再発見(再評価)し、学び、守り、活かすことを目標として「地域の歴史文化継承事業」に取り組んでいます。
何気なく見ていたものに由緒があることを知ると、現在が昔につながってることに気づきます。私たちが暮らす地域はどのような地域だったのか、これからどのように変わっていくのか、想像することが楽しくなります。
編集にあたっては小学校高学年にも読めるよう努めて読みやすくなるよう心掛けました。本冊子や歴史マップを片手に現地をたずね、活用してくださることを願っています。
平成31年3月31日
区長 増田 敏明
団塊の世代が祖父母、地域の古老から聞かされた記憶も薄れ、生活様式の変化、行政区画の変更などで住み慣れた地域由来や来歴が途切れようしている昨今。
自治会長をはじめとした区民各位から資料の提供を受け、分類整理し、実地踏査、映像化を図り、三か年の時を経て出来上がりました。
史実を証明する古文書も少なく、少ない史実を元に言い伝えを聞き取り、現地確認を行い、すでに発行されている参考書を参照に「資料集」の編集にあたりました。
本資料集等を読まれた方がこれらをネタにして雪だるまのように転がし活用していただけることで地域の結びつきがより強くなり地域活性化に寄与できることを願ってやみません。ぜひご覧ください。
地域マネージャ 奥田 虎昭